気が付くと、オレは彼女の胸の中で眠ってしまったようだ。
目の前にピンク色の乳首が、彼女の呼吸と共に、上下していた。
オレはピンク色の乳首に舌を這わせた。
「う、うぅ・・・ん」
彼女はかすかに息を漏らした。
次の瞬間、彼女が目を開け、オレを見つめた。
「帰るから、ピルちょうだい」
オレはもっと違う言葉を期待していた。
「貴方のこと好きになっちゃった」
「おはよう」
なんて・・・
そんなことないか。
「早く頂戴!!」
彼女の乳首をもてあそんでいたオレの手を払いのけ、寝起きのオレに対して、声を荒らげた。
「ピルくれないんだったら、今日のこと、警察に言うから。ピルくれたら、見逃してあげる」
なんだと?
立場が入れ替わっている。
そんなこと言えないように、スマホの録画画像を見せようと、スマホを取ったら、バッテリー切れ。
「バッテリーがなくなっちゃった」
オレがつぶやくと、彼女は吐き捨てるように言った。
「だっさ」
「早くピル出しなさいよ!」
彼女がオレを睨みつける。
「わかった、わかった、今出すよ」
俺は傍らの財布からピルを取り出した。
